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祐徳稲荷神社】

 
 
 

 貞享4年(1687年)に創建されたもので、伏見稲荷、笠間稲荷とともに、日本三大稲荷のひとつです。旧鹿島藩主鍋島直朝の夫人、万子(花山院(かざんいん)=京都=の娘・のち祐徳院)が、鍋島家に嫁ぐ際、同花山院邸内に祀られていた稲荷神社の分霊を奉祀したものです。鍋島家の尊信が厚かっただけに、社殿造営は藩費でまかなわれました。耕作の神、漁業神、商工業者の守護神として信仰が厚く、年間280万人の参拝者があります。九州では福岡・太宰府天満宮につぐものです。
昭和24年、広壮な社殿が火災で消失しましたが、同32年に再建されました。神域内には神殿、拝殿、回廊、神楽殿、社務所、楼門などがあります。主要建物は総漆塗り、極彩色の華麗な楼門などは、その風格と壮観さは見事なものです。また境内の命婦社は佐賀県の重要文化財に指定され、木彫り技法など価値が高いものです。

 

【肥前浜宿 酒蔵通り

 
 
 

 肥前浜宿は中世(鎌倉・室町時代)にさかのぼる古い歴史を持った町で、港町・宿場町として近世(江戸時代)から近代(明治・大正・昭和)を通じて栄えてきました。経済力と豊かな地下水、おいしいお米によって酒造りが盛んとなり、現在でも大型酒蔵が建ち並んでいます。これらの歴史の中で、肥前浜宿には多くの白壁土蔵や茅葺町家などの伝統的な建物が残り、往事にタイムスリップした景観・イメージをつくっています。浜川をはさんで北側の大村方・八宿・中町のいわゆる『酒蔵通り』には白壁土蔵造りの町家や蔵があり、南側の庄金や舟津には茅葺町家がありと、地区によって景観が大きく変化することも町並みの特徴となっています。


【中木庭ダム

 
 
 

鹿島川水系の治水対策として建設された多目的ダム。鹿島市と大村市を結ぶ国道444号(しあわせ街道)沿いにあり、周辺は自然豊かなドライブコース。地産地消のお食事処「のみの郷」やクド造り公衆トイレ、駐車場などもあります。


【道の駅 鹿島

 
 
 

「道の駅 鹿島」は、昭和62年に干潟物産館がオープンし、平成3年に干潟展望館、平成4年に農林水産物直売所「千菜市」と随時施設を拡充して、平成6年佐賀県で第1号の道の駅に登録されました。
その後、イベントハウス・棚じぶなどが増設され、平成22年干潟物産館跡に農林水産物直売所「千菜市」が新しく建築、同時に干潟展望館のトイレも改修され、
ますます利用しやすい道の駅に生まれ変わりました。
また、全国から注目される「鹿島ガタリンピック」の会場としても有名で、日本一の干満の差がある有明海の干潟を利用した「干潟体験」が出来る珍しい道の駅として知られています。